TCATA

TCATAデータを分析するには TCATA 法 (Temporal-Check-All-That-Apply) を使用します。 XLSTATソフトウェアによりExcel内で利用可能です。

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TCATA法とは何か?

TCATA法は、 Castura ら(2015)により開発されたCATA (Check-All-That-Apply) 法の時間的拡張です。この手法は、製品の多次元官能特性を時間的推移として記述します。属性の選択と非選択が、時間的連続に追跡され、審査員が製品における官能変化の推移を評価することを可能にします。グラフィカルな結果が、官能プロファイルの時間的推移を可視化し、製品を比較することを可能にします。TCATAデータは、釣り合っていなければならず、それは各審査員が各セッションですべての製品を評価しなければならないことを意味します。

XLSTATでのTCATAのオプション

TCATAデータには2種類のデータ形式が使用できます:

バイナリ: データは製品/審査員/属性および可能なセッションの組み合わせの数だけの行を持ち、時間ポイントの数だけの列を持ちます。データはバイナリ形式(属性が選択されたら1、それ以外は0)で保存されています。

開始/終了時間: 2列あるはずです。製品/審査員/属性の組み合わせおよび可能なセッションに対応する各行で、"開始時間"列は属性が最初にチェックされた時間を、"終了時間"列は属性がチェックされなくなった時間を格納しています。 もし同じ属性がその後で再び選択されると、同じ製品/審査員/属性の組み合わせの2個目の行が必要になります。

XLSTATでのTCATAの結果

TCATA法に特有な主要な結果は、下記のとおりです:

引用の割合の曲線: 各製品で、各属性の引用割合の曲線が、時間の関数として表示されます。曲線を平滑化するオプションがあります。また各属性で参照曲線を表示することもできます。任意の製品で、この参照曲線は、プールされた他のすべての製品での引用の割合の平均と一致します。ある属性の曲線とその参照曲線の間の差を検定するために、Fisher 検定または Khi² 検定が実行されます。過負荷を避けるために、任意の時間で差が有意な場合だけ、チャート、参照曲線が表示されます。有意な参照曲線が表示されるとき、対応する属性曲線がハイライトされます。

製品間の差: 製品の対ごとにチャートが表示されます。各属性で、引用の割合での差が有意かどうかをFisher 検定または Khi² 検定を用いて調べます。任意の時間で差が有意なとき、割合の曲線の差が表示されます。

製品の軌跡: 製品の軌跡を定義するために、コレスポンデンス分析 (CA) が実行されます。各行は製品/時間の組み合わせに対応し、列は属性を格納します。行(製品/時間)の因子座標は一緒にリンクされていて、したがって製品の時間的軌跡が因子平面状に表示されます。各軌跡の終点(最大時間)に製品の名前のラベルが格納されています。

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