パレート図
原因(または質的変数)の集合の記述統計を計算してパレート図を表示するには,このツールを使用する.XLSTATソフトウェアを用いてExcel内で利用可能.

パレート図とは何か
パレート図の名前はイタリアの経済学者に由来するが,産業問題にはじめて適用したのはJ. M. Juranとされている.
調査されるべき原因(未確認項目など)が一覧され,合計が100%になるようにそれぞれにパーセンテージを割り当てる.そして,パーセンテージは実質的には並べ替えられた棒グラフおよびその累積曲線であるダイアグラムを構築するのに使用される.パレート分析は, どの原因を最初に追及するべきかを決定するために,原因のランキングを用いる.
XLSTATでのパレート・オプション
原因に適用できる複数の並べ替えオプションがある:
- 並べ替えなし: 原因は並べ替えられない.
- 降順: 原因がそれらの度数によって降順に並べ替えられる.
- 第1降順: 原因が度数の第1系列によって降順に並べ替えられる.
- アルファベット順: 原因がアルファベット順で並べ替えられる.
いくつかの原因を結合することもできる :
- より小さい度数: ユーザー定義値よりも小さい度数を持つカテゴリを結合するには,このオプションを選ぶ.
- より小さい% : ユーザー定義値よりも小さい%を持つカテゴリを結合するには.このオプションを選ぶ.
- K個の最小カテゴリ: k個の最も小さいカテゴリを結合するには,このオプションを選ぶ.
- 累積 %: パレート図の累積%がユーザー定義値よりも大きくなると,すべてのカテゴリを結合するには.このオプションを選ぶ.
XLSTATでのパレート図
N個の原因の標本で,以下の記述統計が表示される:
- 度数: 選択された標本でのデータの数 N.
- 相対度数 (%) : それぞれのカテゴリの相対度数.
- 累積 % : それぞれのカテゴリでの累積%.
質的変数のさまざまなカテゴリの度数または相対度数 (%) が棒グラフとして表示される.
グラフのオプションを設定できる:
使用する値: 左の縦軸に表示するデータのタイプを選ぶ:
- 度数: プロットの尺度をカテゴリの度数に対応させるには,このオプションを選ぶ.
- 相対度数: プロットの尺度をカテゴリの相対度数に対応させるには,このオプションを選ぶ.
色を変更する場所: 特定の累積%に達するとバーの色を変更したい場合は,このオプションを有効にする.
すべての系列を1つの図に: 原因の複数の系列または複数の度数を選択したとき,単一の要約チャートにすべての系列を表示するには,このオプションを有効にする.
Excelで動作する統計解析ソフトウェア。
14日間無償トライアルあり。
含まれる機能: