階層分析法のための実験計画法(DHP)

階層分析法(AHP: analytic hierarchy process)分析の実行に必要な実験計画を生成するにはこのツールを使用します。XLSTATによりExcel内で利用可能。

階層分析法の原理

AHP法の原理は、最適な解決策を導くために、基準の集合を用いて、決定問題の解決策を比較することである。このような手法の適用は、複数の数値表を定義することが必要であるならばば、その数は決定問題の特徴(基準の数、サブ基準の数、代案の数、評価者の数)に応じて急激に増大するだろう。4つの代案、4つの基準、そして2人の評価という単純なケースで、AHPの計算を可能にするために、4x4のサイズの表を9個、ユーザーが定義して提供しなければならない。各表は、対角線が1が入っていて、表の他の要素にはSaatyの表の値が入っている正方行列である(より詳細は、AHP機能のヘルプを参照)。

入力ミスを制限するために、XLSTATはAHP分析で有用な表を自動生成するDHPツールを提供している。その使用は、単に代案のリスト、存在する場合は基準とサブ基準のリスト、必要であれば評価者のリストなどの決定問題の特徴を指定するだけである(項目の定義については、ヘルプのAHP法の説明を参照)。

XLSTATでのDHP機能のオプション

代案: 代案ラベルのリストを格納する表を選択してください。データは文字タイプでなければなりません。列ヘッダが選択された場合、"変数ラベル"オプションが有効になっていることを確認してください。欠損値は認められません。

基準: 基準ラベルのリストを格納する表を選択してくだい。データは文字タイプでなければなりません。列ヘッダが選択された場合、"変数ラベル"オプションが有効になっていることを確認してください。欠損値は認められません。

サブ基準: サブ基準ラベルのリストを格納する表を選択したい場合は、このオプションを有効にしてください。データは文字タイプでなければなりません。この表は基準の数と同じ数の列を持っていなければなりません。列ヘッダが選択された場合、"変数ラベル"オプションが有効になっていることを確認してください。欠損値は認められません。

評価者数: 評価者の合計数を入れてください。

評価者ラベル: 評価者ラベルのリストを格納する表を選択したい場合は、このオプションを有効にしてください。データは文字列タイプでなければなりません。この表は、評価者の数と同じ数の列を持たなければなりません。このオプションがチェックされていない場合は、評価者ラベルは数値です。列ヘッダが選択された場合、 "変数ラベル"オプションが有効になっていることを確認してください。欠損値は認められません。

XLSTATでのDHP 機能の出力

Saatyの表: この表は、Saatyの値、各値の定義およびコメントを表示します。下の表は、短い文章で Saatyの値の使用法を説明します。

評価者Xの比較行列: この出力は、評価者xによって定義されなければならない比較行列を 2 または 3 行の表で表示します。基準の比較行列が最初の行の表に表示されます。"サブ基準"オプションが選択されていたら、すぐ下に、サブ基準の比較行列が表示されます。"サブ基準"オプションが選択されていたら最後に、それ以外は2番目の表の行に、代案の比較行列が表示されます。

基準比較行列: この出力は、基準の比較行列を表形式で表示します。対角線上のセルは1に設定され、その他は空欄になっています。対角線より下のセルはブロックされています。対角線より上のセルのみ Saaty の表からの値を入れることができます。

サブ基準比較行列: この出力は、"サブ基準"オプションがチェックされた場合、サブ基準の比較行列を同じ行に1個または複数の表の形式で表示します。対角線上のセルは1に設定され、その他は空欄になっています。対角線より下のセルはブロックされています。対角線より上のセルのみ Saaty の表からの値を入れることができます。

代案比較行列: この出力は、基準とサブ基準に応じて、代案の比較行列を同じ行に複数の連続する表の形式で表示します。対角線上のセルは1に設定され、その他は空欄になっています。対角線より下のセルはブロックされています。対角線より上のセルのみ Saaty の表からの値を入れることができます。